イラン国民の8割が使っているペルシャ絨毯

ペルシャというのは、中東にある人口7000万人ほどの、今のイランのことです。

イランといえば、世界有数の石油産出国として有名ですが、それでは「ペルシャ」ということばからは、何が連想されるでしょうか?ペルシャ絨毯はその代表的なもので、日本が縄文時代だった紀元前500年からの、長い長い歴史を持っています。

私たち他国のものからすると、この絨毯は高価で特別なものという感覚ですが、イラン国内ではおよそ8割の国民が、日常生活で普通にペルシャ絨毯を使用しています。

遊牧民の歴史や宗教的な背景が影響して、どこに類を見ない色彩豊かな芸術的な工芸品が生まれたといわれています。

さて、この絨毯はなぜ、このように長い間、世界中の人々に愛されているのでしょうか?この絨毯の構造はどうなっているかというと、実にシンプルな作りで、縦糸に糸がしっかり結びつけてあるだけです。

そのため、通気性がたいへんよく、踏まれれば踏まれるほど、結び目が強くなり、丈夫になります。

また使い込むにつれて、微妙に風合いが変わり、経年による新たな魅力も見せてくれます。